



私が育ったアルプスの山奥では、4月のイースターを過ぎてもまだ雪が積もり、本格的な夏の到来直前まで雪が残っていることも珍しくありません。小さい頃は、山の麓にある祖父母の畑によく遊びに行きました。春になると周りの木々は青葉をつけ、野菜も育ち始め、花々は咲き乱れ甘い香りが満ちてくる、それはまるで春の精が全てに魔法をかけたようだと幼いながらに感じていました。
福岡の春もスイスと同じく素晴らしいものだと思わせてくれます。それは、レストラン「アロマーズ」のストロベリービュッフェでもお出ししている苺「あまおう」です。苺に限らず地元の食材のクオリティの高さには常々驚かされていて、色々な果物や野菜をすべて食べてみたいという気持ちにさせてくれます。今、私共のホテルでは新しい春夏のメニュ−を企画しており、地産地消を取り入れようと、市内の畑に何度か足を運び、農家の方々とお話をしました。どの方々も仕事に誇りを持ち、手塩をかけて野菜や果物を育てていると感じると同時に、早くゲストの皆様にもその食材を使った料理を食べてもらい、農家の方々の心意気を肌で感じ取ってもらいたいと思っています。
私は、昨年9月に赴任し、今春は日本で過す初めての春になります。美しい桜を早く観たい気持ちでいっぱいですが、皆様に一足先に春を堪能して頂きたく、「ラ テラス」、「スタール ヴァンシス」で桜デザートをご用意しました。
また、スイスでは、春といえばリニュ−アル、そしてパワフルに夏を乗り切るための準備をする時季です。市場では新鮮な野菜が出まわり、食事もヘルシーでライトな傾向になります。そこからインスピレーションを受け、レストラン「アロマーズ」で'ヘルシーランチビュッフェ'を開催することになりました。福岡の活気あふれる季節に備えて、このランチでエナジーチャージをされてはいかがでしょうか。
こういったホテルでの多彩な料理が、皆様の心身共に健康な生活のお手伝いになれば、私も嬉しい限りです。
そして、皆様にお会いできることを楽しみにいたしております。
心を込めて
2010年3月
